版画 美術
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版画美術館:町田市立国際版画美術館
町田市立国際版画美術館を紹介いたします。
芹ヶ谷公園の一角にあり、国内(江戸末・明治・大正・昭和初期)作品、国内現代作家コレクション、国外作家美術作品等約17,000点を収蔵しています。
企画展示室・常設展示室のほか、版画実技講座・ミュージアムコンサートも開催しています。
この美術館の常設展示室には「孔版-その多様な表現」と題した、民衆版画の色付けに使われたステンシル(合羽版)から20世紀のマン・レイまで、社会派の画家ベン・シャーンからポップ・アーティストのウォーホルまで、そしてガリ版を使った版画まで、意外と知られていない孔版の幅広さを展覧しています。
ひとこと:
孔版の「孔」は「上から下へと突き抜けた穴」という意味です。
版上の穴を通してインクを下に刷りとる技法を総称して、孔版と呼びます。
孔版は多くの版画技法の中で、下絵を反転せずにそのまま刷ることができる唯一の技法です。
版画美術館:やないづ町立斎藤清美術館
福島県河沼郡柳津町にあるやないづ町立斎藤清美術館を紹介いたします。
この美術館は故斎藤清画伯(1907~1997)の作品を展示する美術館として平成9年10月に開館しました。
斎藤清画伯の愛してやまなかった会津の風・・・・・、
そのなかでもライフワークとなった「会津の冬」はこんもりと積もった雪が民家を包み、厳しさよりも温かさや優しさにあふれた作品です。
黒と白のモノクロームの中に無数の色彩を見出し、雪の冷たさよりもむしろ温かさを感じさせます。
斎藤清美術館では、このシリーズを中心に約90点の作品を常時展示しています。
展示室の他、映像コーナー、検索システム、美術講座などを開催する体験学習室があり、創作活動や生涯学習の場としても利用されています。
・車イス使用者対応トイレ有。
・盲導犬入館可。
・車イス貸出可。
版画美術館:佐渡版画村美術館
新潟県佐渡市米屋町にある佐渡版画村美術館を紹介いたします。
佐渡の版画家、故高橋信一氏が島民の美意識を高めようと島内各地で広めた、版画運動の成果とも言える版画作品が展示されています。
すでにアマチュアではない作家も多く、見事な美術作品が並んでいます。
高橋信一は1976年に退職したあと、島内各地で版画講習会を行い、人々に版画づくりを薦めました。
「佐渡を版画の島に」という彼の構想は、小佐渡山中の集落、静山を出発点として全島に広がって行き、やがて各地に作られた版画村がまとまって「佐渡版画村」が誕生しました。
版画村美術館は1984年の会館以来、会員の版画作品の展示、会員による特別展の開催、高橋信一の作品の展示等を中心に運営し、小中学の修学旅行生の版画体験学習、「版画村まつり」開催、「全国高等学校版画選手権大会」共催などの行事を加えて、版画村運動の継承発展を目指すとともに版画村会員の活動の拠点となっています。
版画美術館:須坂版画美術館の紹介
長野県須坂市大にある須坂版画美術館を紹介いたします。
須坂版画美術館は、須坂市が開設した施設で、平成3年12月にオープンしました。
全国的にも珍しい版画専門の美術館として、日本の近代から現代までの作品を展示し、年間1万人前後の来館があります。
特に、須坂出身の版画家・小林朝治(1898~1939年)の作品は、記念室に常設展示してあります。
同氏は金沢の医科大学を卒業後、愛媛県の総合病院で眼科医長を務めましたが、
昭和6年に帰郷して須坂で眼科医院を開業。その傍ら版画創作に打ち込み、
多くの優れた作品を発表し、版画同人誌「櫟」を創刊、県内の版画普及に力を注ぎました。
大正期から昭和初期の版画作品を核に、近代以降の版画作品の展示が中心になっており、
戦前多くの版画家に影響を与え、「白と黒の世界」で知られる同氏の、生涯を通しての代表作をみることができます。
30代から美術家を志したカンディンスキーの版画作品
ワシリー・カンディンスキー(Wassily Kandinsky 1866-1944)は、ロシア出身の画家・版画家・美術理論家。
当初、カンディンスキーはモスクワ大学で法律と経済を学び、研究者として将来を嘱望されていましたが、
30歳を過ぎてから美術を志し34歳でミュンヘンの美術アカデミーに入学します。
その後、年刊誌「青騎士」を刊行し、そこに結集した人々と共にドイツ表現主義の一大勢力を形成。
1910年に最初の抽象絵画とも言われる作品を制作し、フランスのキュビスムに発する、主に形態面からの抽象化ではなく、
内面から発した純粋抽象の道を歩みます。
ロシア革命後は一時モスクワに戻り、ロシア芸術科学アカデミーの設立など美術行政の要職を務めますが、
その後ドイツへ戻り1922年から33年にかけて、造形美術学校「バウハウス」で教鞭を執りました。
1913年に出版された版画集「響き」は、カンディンスキー自身による38篇の詩と2点の多色リトグラフと54点の木版画、
計56点による詩画集で、木版画のうち10点が多色刷りで制作されています。
カンディンスキーが生涯に制作した200点余りの版画作品の約1/3が木版画で、その殆どが1914年までの制作です。
よって「響き」に、カンディンスキーの木版画制作の集約を見ることが出来ます。
独自の美術世界を築いたダリの版画作品
シュルレアリスムを代表するスペインの画家、サルヴァドール・ダリ(Salvador Dali 1904-1989)。
絵画、版画、映画製作など、幅広い分野で才能を発揮した多芸な人物。
代表作「柔らかい時計」などは、皆さんも美術のテキストなどで見た事があるかと思います。
ダリは、1904年カタルーニャ地方のフィゲーラス生まれ。
少年時代から絵画に興味を持ち、フィゲーラスの美術学校でデッサンを学んだ後、
マドリードのサン・フェルナンド美術アカデミーに入学します。
しかし、教授陣との対立で放校処分に。
(この美術アカデミーでルイス・ブニュエルと知り合い、
1928年にシュルレアリスムの代表的映画「アンダルシアの犬」を共同制作しています。)
美術アカデミーを退学後、ダリは1928年パリに渡ってシュルレアリスム運動に加わり、独自の画法を築きました。
有名な作品に「柔らかい時計」「内乱の予感」など。
主な版画作品として、「ガラ」「ユニコーン」「時計」など多数。
日本では、福島県北塩原村にある諸橋近代美術館が、ダリの作品を約350点収蔵しており、
ダリの絵画、版画、彫刻などを観賞する事が出来ます。
