版画 アート
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キース・ヘリング 「エイズ防止・世界年」の記念切手・版画を制作したストリートアートの先駆者
キース・ヘリング(Keith Haring 1958-1990)はアメリカの画家・版画家・ポップアーティスト。
ストリートアートの先駆者とも呼べる画家で、1980年代アメリカ・ポップ・アートの代表的芸術家として知られます。
ヘリングは、1980年にニューヨークの地下鉄構内で、使用されていない広告掲示板に黒い紙を張りその上にチョークで絵を描く、
というサブウェイ・ドローイングと呼ばれる制作活動を始めます。
そのシンプルな線でリズミカルに書かれた絵はニューヨークの通勤客の間で評判となり、ヘリングの名が知られるようになりました。
ニューヨークの画商に支持を受け、ドローイングや版画など、数回の個展を開催してヘリングの知名度はますます上がり、
ポップアートの世界で頭角を現します。
また、社会貢献活動を多く行ない、エイズ撲滅活動や、恵まれない子供たちへの支援活動でも知られています。
特に、ヘリング自身がHIV感染者だったこともあり、作品を通じてエイズ感染を防ぐメッセージを発信し、
エイズ撲滅活動に積極的に関わりました。
1990年には、国連の「エイズ防止・世界年」の記念切手・版画(リトグラフ)を制作。
同年エイズのため31歳の若さでこの世を去りました。
ポップ・アートの巨匠リキテンスタイン そのサブカル的な版画作品
ロイ・リキテンスタイン(1923-1997)は、漫画の一コマや商品広告を拡大した絵画で知られるアメリカ・ポップ・アートの巨匠。
ミッキー・マウスを主題にした油彩画「見ろよ、ミッキー」(1961年)を制作して以来、リキテンスタインは従来、
低俗なサブ・カルチャーとして下に見られていた漫画やイエロー・ページの広告を絵画の中に持ち込み、大衆文化と高級芸術、
アートと日常生活の垣根を取り払いました。
さらに様式そのものも漫画の印刷スタイルを意図的に模倣し、独特の様式を確立、一躍ポップ・アート界のスターとなりました。
リキテンスタインはまた、版画のもつ多様な表現の可能性に早くから注目し、様々な技法を試みています。
ポップ・アートに移行してからは、絵画と平行して常に版画制作に情熱を注ぎ、
多様な技法を併用して洗練された都会的なセンス溢れる版画を次々と制作しました。
東京都現代美術館に収蔵されている油彩画「ヘアリボンの少女」(アメコミライクなポップでキャッチーな作品です)は6億円で購入され、物議を醸したそうです。
美術品のマーケットは、需要の有無や希少価値などで相場が決まりますから、
高いか安いかは今後の成り行き次第と言えるかも知れません。
