版画のユニークな素材選び「消しゴム版画」
皆さんが子供の頃に作った版画と言えば、やはり素材に木版を使用した木版画が主ではないでしょうか。
彫刻刀を握って堅い木版を削り、勢い余って手を‥なんて方もおられるのでは。
木版画は凸版ですが、凸版といえば、他にも芋を素材に使った芋版など、お目にかかる機会の多い版画技法です。
中でもユニークなのが「消しゴム版画」。
(エッセイストのナンシー関さんが有名ですね。)
消しゴム版画のいい所は、素材が柔らかいので、削りがラクに出来る事。
専用の彫刻刀もありますが、カッターでも十分削れます。
年賀状などを自作してみてはいかがでしょう。
画材屋さんに行けば、版画用としてハガキ大の消しゴムが置いてあります。
反転を避ける為に、まず薄手の紙(トレーシングペーパーが望ましい)に鉛筆で下書きを書いて、
その下書きの面を消しゴムに付け、裏面からなぞって転写します。
あとはハンコをイメージして、凸版になるようにカッターで削っていきます。
インクを付けて紙にペタペタ、自作スタンプの出来上がり。
このように版画は、木や芋、消しゴムなど、削れる物ならなんでも版材になるところに面白味があるのかも知れません。

