版画 画材

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木版画の画材(1)

版画とは版を介した絵画表現、またはデジタル版を使用した表現の事です。

版画は制作した版にインク、絵の具等、様々な画材を使用し、転写・透写等によって絵画を製作する技法です。

【木版画の画材】

以下の画材は、小学校の授業などで皆さんもお馴染みかと思います。

◎彫刻刀・のみ
木版画は基本的に彫刻刀やのみを使って版木を彫ります。
その彫った部分、掘らない部分の凹凸を利用し版を制作します。

◎版木
版木とは彫刻刀で彫る木の版のことで、板目木版、木口木版用の版木があり、様々な種類、厚さがあります。
現代版画では版画のサイズが大きくなったので、自然木では合わなくなり、合板(ベニヤ板)が主に使われます。

◎馬簾(バレン)
版画を刷る時に使います。
馬簾は日本独特の手摺りの道具です。
本馬簾は竹の皮を細かく裂いて、より合わせて編み芯にします。
細い芯のものは小さな版面や薄口の紙、太芯は広い版面やベタ版厚い紙に向きます。
天然素材を使った物以外に、ディスクバレンや、ボールベアリングが内蔵されている馬簾もあります。

木版画の画材(2)

版画とは版を介した絵画表現、またはデジタル版を使用した表現の事です。

版画は制作した版にインク、絵の具等、様々な画材を使用しの転写・透写等によって絵画を製作する技法です。

【木版画の画材】

版画に不可欠な画材、絵の具です。

◎水性絵の具
水性木版の場合、黒の場合は墨汁、カラーの場合は透明水彩絵具を使います。
これらは入手しやすく、手入れも簡単です。
不透明水彩やポスターカラーなどを使う場合もありますが、色が褪せやすいので長期保存には向きません。

◎油性絵の具
油性木版の場合、木版専用の油性絵具や、リトグラフ用のインクを使います。

◎糊
水性木版で使用します、絵具に厚みを持たせるために糊を使います。
水と混ぜて使います。

木版画の画材(3)

版画とは版を介した絵画表現、またはデジタル版を使用した表現の事です。

版画は制作した版にインク、絵の具等、様々な画材を使用し転写・透写等によって絵画を製作する技法です。

【木版画の画材】

◎和紙
版画を刷る紙です。
版画制作に欠かせない画材です、紙がなくては表現が出来ません。
一般的には、楮(こうぞ)という桑科の植物を多く含む、手漉き和紙が良いとされています。
雁皮(がんぴ)や三椏(みつまた)を原料とする和紙もあります。
最近では安価なパルプを使用している物や、機械漉きの紙も多く見受けられます。

◎刷毛
版木に絵具や糊を乗せて広げ、刷りこむ作業に使います。
刷毛は必要最小限の絵具を広げ、版の隅に溜まった絵具をさらう働きをしなければいけないため、
腰の強い馬のたてがみや尻尾の毛で作られています。

版画の印象を決める画材 和紙

版画作品にとって、紙はとても大事な画材です。

版画の命の一部といっても過言ではありません。

紙の白色は版画においての白色と使われ、一色として数えられます。


【版画の画材・和紙について】

木版画には和紙が多く用いられています、また銅版画、リトグラフでも雁皮紙(がんぴし)などが使われる事があります。

木版画に使用する場合には、一般的に礬水(ドーサ)引きを施してあるものを使用します。

礬水(ドーサ)引きとは、膠(にかわ)と明礬(みょうばん)を溶かした水溶液を紙に薄く塗って、
絵の具の滲みを止めることを言います。

膠と明礬の配合の分量によりその効果を調節することが出来ます。

ドーサ引きをしてない紙を使用すると、絵の具が滲んでしまいます。

逆に、その滲みを効果として個性的な作品を作る事も出来ます。

画材の特徴を捉えて、様々な効果を予測し表現するのも版画の醍醐味なのでしょう。

版画の画材 和紙の原料(1)

版画作品の印象を左右する画材、紙。

版画の画材は色々ありますが、紙は版画の命と言われる程、重要なマテリアルです。

中でも和紙は、版画の画材としてとても珍重されています。

和紙の原料についてお話しましょう。

【和紙の原料】

◎楮(こうぞ)
楮は代表的な和紙の原料です。
桑科の植物で、その皮の繊維(靭皮繊維)から和紙が作られます。
楮の皮の繊維は、麻に次いで長く、繊維が絡み合う性質が強いので、粘りが強く揉んでも丈夫な紙になるそうです。

主な楮紙
奉書(主に福井県)・杉原紙(兵庫県)・西ノ内(茨城県)・美濃紙(岐阜県)・泉貨紙(愛媛県)

◎雁皮(がんぴ)
和紙の原料のひとつで歴史的にも古く、ジンチョウゲ科の植物で、その靭皮繊維から和紙が作られます。
雁皮から作られた紙肌は滑らかで、独特の光沢を持っており、水に強く濡れている状態でも非常に強い強度を保ちます。
銅版画では、画面の部分だけ雁皮紙を用いて刷る雁皮刷りという方法があり、非常にユニークな効果が得られます。
雁皮は栽培が困難で自生のものに頼らざるを得ず、ごくわずかしか生産できません。
楮紙と混ぜて漉くことも多く、繊維の長さは4~5ミリです。

版画の画材 和紙の原料(2)

版画作品の印象を左右する画材、紙。

版画の画材は色々ありますが、紙は版画の命と言われる程、重要なマテリアルです。

中でも和紙は、版画の画材としてとても珍重されています。

和紙の原料についてお話しましょう。

【和紙の原料】

◎麻
紙の製造が始まった頃の原料は麻が主体でした。
麻の繊維は楮(こうぞ)よりも長くて幅が広いので、小刀で繊維を適当な長さに切るのが大変な労働で、
できた紙も表面があらく、書写しにくいものでした。
そこで身近に自生していた楮が麻に変って原料となったのです。
楮は麻より繊維が短いので、繊維の切断の手間も少なくてすみますし、白くて紙肌もなめらかです。
また雁皮(がんぴ)も使用されるようになりました。
雁皮の繊維は楮よりさらに短く、繊維同士が絡みやすいので、肌理の細かい紙となります。

◎三椏(みつまた)
三椏は、ジンチョウゲ科の植物で、その靭皮繊維から和紙が作られます。
日本の紙幣の原料にも使用されています。

◎その他の原料
壇(まゆみ)、藁、桑、竹、木材パルプなど。

版画の画材 和紙の種類(1)

版画作品にとって、紙はとても大事な画材です。

版画の命の一部といっても過言ではありません。

紙の白色は版画においての白色と使われ、一色として数えられます。

ギャラリーや美術館を訪れた時に、どのような画材が使われているのか注目してみるのも一興です。


【版画の画材・代表的な和紙】

◎奉書紙
室町末期より作られた、楮(こうぞ)を原料とした純白の和紙です。
強靭で厚みもあるので、浮世絵版画にもよく使われました。
本来、楮を原料としていますが、近頃はパルプを少量混ぜたものも作られています。
奉紙は手漉きと機械漉きがあり、それぞれ厚手と薄手があります。

◎雁皮紙
雁皮から作られたごく薄い紙で、水に強く、濡れている状態でも非常に強い強度を保ちます。
紙肌が滑らかで肌理細かく光沢があり、その美しさから紙の王と称される事もあります。
染色されたものもあり、産地も様々です。
銅版画やリトグラフ、木口木版などで雁皮紙を使う事があります。

版画の画材 和紙の種類(2)

版画作品にとって、紙はとても大事な画材です。

版画の命の一部といっても過言ではありません。

紙の白色は版画においての白色と使われ、一色として数えられます。

ギャラリーや美術館を訪れた時に、どのような画材が使われているのか注目してみるのも一興です。


【版画の画材・代表的な和紙】

◎鳥の子紙
雁皮を主原料とし、その滑らかな紙肌と色が鶏の卵に似ているところから鳥の子と呼ばれるようになりました。

◎新鳥の子紙
主原料はパルプ、機械漉きのものを「新鳥の子」と言い、値段は比較的安価です。

◎越前和紙
今から1500年程前、この地域(現在の福井県越前市)の岡太川に美しい姫君が現れ、紙漉きの技を教えたという逸話が残されています。
生漉奉書、越前鳥の子紙など、質の良い和紙が多いと言われています。

◎土佐和紙
土佐鳥の子紙に代表される、主に土佐楮(こうぞ)を原料とする紙で、古くは平安時代からその名を全国的に知られています。

版画の画材 和紙の種類(3)

版画作品にとって、紙はとても大事な画材です。

版画の命の一部といっても過言ではありません。

紙の白色は版画においての白色と使われ、一色として数えられます。

ギャラリーや美術館を訪れた時に、どのような画材が使われているのか注目してみるのも一興です。


【版画の画材・代表的な和紙】

◎細川紙(小川和紙)
細川紙は紙の強靭な楮紙(こうぞし)で、耐久性が良いのが特徴です。
埼玉県比企郡小川町、および秩父郡東秩父村で作られています。
原料は主に群馬楮を使用しています。

◎西ノ内(西の内)和紙
有名な楮紙のひとつで、江戸時代には水戸藩の専売品とされていました。
西ノ内(現在の茨城県常陸大宮市)という地名よりこの名が付けられています。

◎程村紙
程村紙は原料を那須楮製とした厚紙で古くは烏山藩藩札、書画用に使用され、
現在は版画用、賞状用として使われています。
産地が烏山下境程村の地だったということよりこの名が付けられました。

版画の画材 和紙の種類(4)

版画作品にとって、紙はとても大事な画材です。

版画の命の一部といっても過言ではありません。

紙の白色は版画においての白色と使われ、一色として数えられます。

ギャラリーや美術館を訪れた時に、どのような画材が使われているのか注目してみるのも一興です。


【版画の画材・代表的な和紙】

◎阿波和紙
阿波の特産物の楮(こうぞ)などを使用した和紙です。
阿波和紙の始まりは、今から1300年ほど前、忌部族という朝廷に仕えていた人達が、現在の徳島県麻植郡山川町の地に入り、麻や楮を植えて、紙や布の製造を盛んにしたとの記録が古語拾遺(807年)に残されています。
以来、忌部族の始祖天日鷲命(あまのひわしのみこと)を紙の始祖神として崇め祭ることにより、その技術が伝承され現在に至っています。

◎福井紙
福井県を産地とする、石版画(リトグラフ)に特化した和紙です。
溜め漉きと言う、厚い紙を漉く場合に使う手法で漉かれています。

◎MO版画紙
沖茂八氏の頭文字から名称が付けられた銅版画に特化した和紙です。
手漉きの版画紙です。
この他にもたくさんの和紙の産地、種類があります。
版画作品を鑑賞する際には、使用されている紙にも注目してみましょう、面白い発見がありますよ。

版画の画材 洋紙について

版画にとって、紙は大切な画材です。

紙の地の色は版画の白色として扱われることが多く、紙も作品の一部となります。

刷る紙によって同じ版画でも印象が変わります。

作品作りは画材選びから始まると言っても過言ではないでしょう。

版画の画材、洋紙について少しお話しましょう。

●版画用紙(洋紙)の条件

◎紙そのものに質感があること。
(表現に広がりを持たせてくれる。)
◎吸湿性があり、なおかつ水に強い。
◎伸縮性が少ない。
(プレス機で刷る場合、伸縮性のある紙は見当が次第にずれてしまうため適さない。)
◎保存性の良い中性紙であること。
◎エッチング用の紙は、ある程度の厚みがあり、ふっくらとして絹を植毛したような風合いの紙が適している。
◎リトグラフ用の紙は厚みがあり、表面がより強く、少し荒い感触の紙が適している。

●版画用紙(洋紙)の原料

和紙の原料は主に木材ですが、洋紙はラグ(木綿や亜麻)を原料としています。
ラグは材料も少なく高価なことから、高級紙や特殊な紙に限られて使用されます。

版画の画材 洋紙の種類(1)

版画制作には様々な画材が使われ、中でも紙は大変重要な画材です。

作品の仕上がりを予測し、それに適した紙が選ばれます。

刷る紙によって同じ版画でも印象が左右されるので、画材にこだわるのは当然の事でしょう。

版画に使われる洋紙について書いてみます。

●代表的な版画用紙(洋紙)

◎ベランアルシュ
ナチュラルクリーム色で、少し荒い紙肌を持ったフランス製の最高級版画用紙です。
原料にコットンを100%使用しており、とても高価で、世界的にも有名な紙です。
版画用紙の条件を高い水準で満たしていて、特にリトグラフや銅版画に最適な紙です。
水の含みが大変よく、絵の具の発色が美しく鮮やかに出せるので、水彩画用紙としても人気があります。

◎BFKリーヴ
ナチュラルホワイト色で、細目の紙肌を持ったフランス製の最高級版画用紙です。
上記のベランアルシュと同じく、原料にコットンを100%使用しており、版画用紙の条件を高い水準で満たしています。

版画の画材 洋紙の種類(2)

版画制作には様々な画材が使われ、中でも紙は大変重要な画材です。

作品の仕上がりを予測し、それに適した紙が選ばれます。

刷る紙によって同じ版画でも印象が左右されるので、画材にこだわるのは当然の事でしょう。

版画に使われる洋紙について書いてみます。

●代表的な版画用紙(洋紙)

◎ハーネミューレ
ドイツのハーネミューレ社製の純ラグを原料とした銅版画専用紙で、広く愛用されています。

◎アルデバラン
コットン100%を原料とした完全中性紙で、エッチング・平版用に特に吟味された版画専門用紙です。
和紙のように、ふっくら・しっとりとした紙質が特徴。
版画だけでなく水彩画にも適します。
なだらかで細かい凸凹がありますが、紙肌は細目のような滑らかさがあります。

◎レオバルキー
淡いクリーム色でラフな紙肌は強く、各種版画に適した弾力と吸水性を持っています。
特にエッチングに適しており、価格も安価なので、テスト刷りから本刷りまで幅広く使用できます。

版画の画材 洋紙の種類(3)

版画制作には様々な画材が使われ、中でも紙は大変重要な画材です。

作品の仕上がりを予測し、それに適した紙が選ばれます。

刷る紙によって同じ版画でも印象が左右されるので、画材にこだわるのは当然の事でしょう。

版画に使われる洋紙について書いてみます。

●代表的な版画用紙(洋紙)

◎アルシュ88
白色で、極細目の紙肌をもつ、フランス製の最高級版画用紙です。
シルクスクリーン用に開発された紙で、インクの乗りや発色が大変素晴らしく長期保存も可能です。

◎ムーランドゥゲ
ナチュラルホワイト色で、荒目の紙肌を持つ、フランス製の最高級版画用紙です。
木綿繊維を原料とし、版画用紙の中では最も荒目で、エッチング、リトグラフに適しています。
荒目で表面が凸凹した紙なので、かすれたような味わいのある画面に仕上がります。

◎ベラン・ジョアノ
ナチュラルホワイト色で、少し荒い紙肌を持った、フランス製の最高級版画用紙です。
エッチングに適しています。

◎ニューブレダン
木綿繊維を主原料に使い、柔らかい風合いの紙肌を持った最高級版画用紙です。
版画だけでなく水彩画や日本画、墨画用としても人気があります。

版画の画材 洋紙の種類(4)

版画制作には様々な画材が使われ、中でも紙は大変重要な画材です。

作品の仕上がりを予測し、それに適した紙が選ばれます。

刷る紙によって同じ版画でも印象が左右されるので、画材にこだわるのは当然の事でしょう。

版画に使われる洋紙について書いてみます。

●代表的な版画用紙(洋紙)

◎ブリアン
木綿繊維を主原料に開発された、両面使用が可能な最高級版画用紙です。
ナチュラルホワイト色で、細目の紙肌は多色刷りにも適し、リトグラフ・シルクスクリーン・水彩画に最適です。

◎ファブリアーノ・ロサスピーナ
ナチュラルクリーム色で、細目の紙肌を持った、イタリア製の最高級版画用紙です。
エッチング、リトグラフに適しています。
ドローイングにも適しています。

◎ぺセソレイユ
ナチュラルピンク色で、細目の紙肌を持つ、高級版画用紙です。
原料にコットンを100%使用している物の中では、比較的安価なエッチング用紙です。

◎かきた
シルクスクリーン用に開発された紙です。
なめらかな紙肌と温かい風合いを持ちます。

◎いづみ
リトグラフ用に開発された、なめらかな紙肌と温かい風合いを持つ紙です。
すかしを入れてあるのが特徴です。

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