版画の画材 和紙の原料(1)

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版画作品の印象を左右する画材、紙。

版画の画材は色々ありますが、紙は版画の命と言われる程、重要なマテリアルです。

中でも和紙は、版画の画材としてとても珍重されています。

和紙の原料についてお話しましょう。

【和紙の原料】

◎楮(こうぞ)
楮は代表的な和紙の原料です。
桑科の植物で、その皮の繊維(靭皮繊維)から和紙が作られます。
楮の皮の繊維は、麻に次いで長く、繊維が絡み合う性質が強いので、粘りが強く揉んでも丈夫な紙になるそうです。

主な楮紙
奉書(主に福井県)・杉原紙(兵庫県)・西ノ内(茨城県)・美濃紙(岐阜県)・泉貨紙(愛媛県)

◎雁皮(がんぴ)
和紙の原料のひとつで歴史的にも古く、ジンチョウゲ科の植物で、その靭皮繊維から和紙が作られます。
雁皮から作られた紙肌は滑らかで、独特の光沢を持っており、水に強く濡れている状態でも非常に強い強度を保ちます。
銅版画では、画面の部分だけ雁皮紙を用いて刷る雁皮刷りという方法があり、非常にユニークな効果が得られます。
雁皮は栽培が困難で自生のものに頼らざるを得ず、ごくわずかしか生産できません。
楮紙と混ぜて漉くことも多く、繊維の長さは4~5ミリです。

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