ナチスへの抵抗を貫いた芸術世界 版画家・彫刻家のコルヴィッツ
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ケーテ・シュミット・コルヴィッツ(Kathe Schmidt Kollwitz、1867- 1945)は、20世紀前半のドイツで活躍した版画家・彫刻家。
ドイツ帝国、ワイマール共和国、ナチス・ドイツという揺れ動く時代を生きた、20世紀前半のドイツを代表する芸術家の一人です。
銅版画や木版画を中心に、素描や彫刻の分野にも優れた作品を残した女性芸術家です。
二つの大戦に見舞われた激動の時代を生き、人間の生と死を見つめ続けた孤高の芸術世界は全世界で高く評価されています。
コルヴィッツはベルリンやミュンヘンで美術を学び、当初は画家として活動を始めましたが、ベルリン分離派の画家・版画家のマックス・クリンガーやノルウェーの画家ムンクなどの影響のもと、
銅版画とリトグラフ(石版画)に転じ「織工の蜂起」「農民戦争」などの連作版画シリーズを発表し、その名声を確立しました。
1920年からは木版画にも取り組み、他にブロンズ彫刻なども残しています。
主な彫刻作品に「ピエタ」など。
第一次世界大戦で息子を失い、第二次世界大戦では孫を奪われたコルヴィッツは、終戦直前の1945年4月にこの世を去ります。
戦争と時代に翻弄されたその過酷な人生のなかで、ナチスへの抵抗を貫きながら、見る者の魂をゆさぶる作品を生み出し続けました。
