日本美術に影響を受けたミュシャのリトグラフ(石版画) 

アルフォンス・マリア・ミュシャ(Alfons Maria Mucha, 1860年7月24日-1939年7月14日)は、
パリで活躍したアール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナー。

ミュシャは、複数生産が可能なリトグラフ(石版画)の技法を用い、多くの広告ポスター、
装飾パネル、カレンダー等を制作しました。

ミュシャの作品の主なモチーフは、星、宝石、花、そして流麗な曲線で描かれた美しい女性達。
流線と華やかな色使いで、徹底的に美を追求したデザインが特徴です。

代表作として「ジスモンダ」、「黄道十二宮」、「四芸術(詩、ダンス、絵画、音楽)」など。

中でも装飾パネルは、複数生産が可能な版画で作られる為、
安価で美しい芸術を楽しめるとあって、当時のパリっ子達に好評でした。

ミュシャの作品には、チェコやビザンティンなどの装飾様式のほか、日本美術の要素もみられます。
太い輪郭線、単純化された色の面、写実性と装飾性の調和など、日本の浮世絵の影響を受けたのだとか。
(そう言えば浮世絵も主に版画ですね、こちらは木版画です。)
「羽根」と「桜草」、「つた」と「月桂樹」、 または「四季」、
「四つの花」、「四芸術」シリーズのような連作も日本の屏風の様式に影響を受けているそうです。

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