西洋の主要な画家・版画家 マティスのジャズについて

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アンリ・マティス(Henri Matisse 1869年12月31日 - 1954年11月3日)は、フランスの画家版画家

マティスは野獣派(フォーヴィズム)のリーダ-的存在であり、野獣派の活動が短期間で終わった後も20世紀を代表する芸術家の一人として活動を続けました。

第二次世界大戦中の1943年、73才を迎えようとしていた老画家マティスは、美術雑誌「ヴェルヴ」の出版者テリアードから、色刷り版画による挿絵本の制作依頼を受けます。

しかしその頃のマティスは、数年前から体調を崩しベッドでの生活が主となり絵筆を持つのが困難になっていました。

そこでマティスは、絵筆をハサミに持ち替え、以前に試作した切り絵を用いて制作することにしたのです。

そうして出来上がった後期の代表作「ジャズ」のなかでマティスはこう語ります。

「色を深く傷つけることは、直接彫って彫刻を作ることと似ています。」
切り絵は老人の手なぐさみなどではなく、マティスの生涯のテーマであった色彩の表現の新境地を拓いたのです。

ジャズの制作には、マティスによる切り絵の作品をマケット(原型・模型)として慎重に型紙が制作され、それを版として穴の空いた部分にブラシなどで絵の具を塗り込んでゆくステンシルという版画技法で制作されました。

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