版画 ギャラリー
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版画ギャラリーの楽しみ方:エディションナンバーについて
ギャラリーで版画作品を観賞する際は、それなりに知識が必要です。
版画の知識を前もって予習すれば、ギャラリーで実際に作品を見た時に、より深く作品を味わう事ができます。
ギャラリーを訪れても、何の事だか分からない用語も沢山あります。
用語についてお話します。
●エディションナンバーとは
版画作品には、マージン(余白)に、20/100 といった数字が書かれています。
これはエディションナンバーと呼ばれるもので、分母がその作品の限定部数を表します。
この場合は、100部作られたうちの20枚目と言う意味になります。
(作品によっては、ローマ数字が使われている場合もあります。)
なお、1/100 と 100/100 との間には、何の違いもありません。
一般的に総部数が100なら、100枚全部刷り終わってから作家がサインとエディションナンバーを入れていきますので、刷った順番ではなく、作家がサインを入れた順ということになります。
ですから、分子の数字は作品の質や価格には何ら関係ありません。
版画ギャラリーの楽しみ方:H.C とは
ギャラリーで版画作品を観賞する際は、それなりに知識が必要です。
版画の知識を前もって予習すれば、ギャラリーで実際に作品を見た時に、より深く作品を味わう事ができます。
ギャラリーを訪れても何の事だか分からない用語も沢山あります。
用語についてお話します。
●H.Cとは
H.Cとは、フランス語のオル・コメルス(hors commerce)の略で、非売品の意味です。
元は、版画の販売用の見本として作られた物ですが、現在は通常限定番号以外で、販売元が余分に販売できる版画作品に付けられます。
通常限定の3~10%くらい作られます。
例えば、限定100部の作品なら、3~10枚ほど作られ、販売される版画です。
そして、純粋に見本のためだけの作品には、SANPLE(見本)の文字のスタンプなどを押した物が使われます。
通常限定の作品も、H.C の作品も、全く同じ刷りで、版画の価値は同じです。
版画ギャラリーの楽しみ方:P.P とは?
ギャラリーで版画作品を観賞する際は、それなりに知識が必要です。
版画の知識を前もって予習すれば、ギャラリーで実際に作品を見た時に、より深く作品を味わう事ができます。
ギャラリーを訪れても何の事だか分からない用語も沢山あります。
用語についてお話します。
●P.P とは
P.P とは、プリンターズ・プルーフ( printer's proof ・刷元用)の略で、版画の刷り職人の為の作品という意味です。
もともとは、版画を作る工房の職人さん達の労をねぎらうために、版画が完成した際に、P.P と記載して、その版画工房のメインの職人さんに記念として作品が贈られたのが発祥だそうです。
現在では、版画工房の会社自体に渡され、その工房の実績を残すためや、版画の刷り代の補助として、刷り工房に渡される版画のことを指します。
ヒロ・ヤマガタ(山形博導)など、一部の作家は、そのP.P にも限定番号を記載して、限定部数を管理しているそうです。
版画ギャラリーの楽しみ方:E.A とは
ギャラリーで版画作品を観賞する際は、それなりに知識が必要です。
版画の知識を前もって予習すれば、ギャラリーで実際に作品を見た時に、より深く作品を味わう事ができます。
ギャラリーを訪れても何の事だか分からない用語も沢山あります。
用語についてお話します。
●E.A とは
E.A とは、フランス語のエプルーブアルティスト(epreuve dartiste・保存版)の略で、版画の作家保存分という意味です。
英語では、これをアーティストプルーフ (artists proof・作家用)と呼び、A.P と表記します。
もともとは、作家が自身の作品の資料として保存し、また、他の親しいアーティストや、お世話になった人や、美術館などに贈るための作品でした。
現在では、通常ナンバーと同じく版元が管理・販売するのが一般的となっています。
通常限定も、E.A も、全く同じ刷りで、版画の価値は同じです。
版画ギャラリーの楽しみ方:T.P とは
ギャラリーで版画作品を観賞する際は、それなりに知識が必要です。
版画の知識を前もって予習すれば、ギャラリーで実際に作品を見た時に、より深く作品を味わう事ができます。
ギャラリーを訪れても何の事だか分からない用語も沢山あります。
用語についてお話します。
●T.P とは
T.P とは、トライアルプルーフ (Trial Proof) の略で、試し刷りの意味です。
版画を刷る時の色調子や、配色の具合、作家によっては構図も含めて、様々な試し刷りを行います。
T.P は試し刷りですので、最終に刷り上った作品とは色や構図が違う場合が殆どです。
試し刷りの作品は、作家が保存する場合と、刷り工房が保存する場合とがあります。
作家が保存している作品は、作家の死後、遺族に相続され、その場合はサインが入っていない事が多いようです。
刷り工房が保存する場合は、作家がその版画の職人さん達の労をねぎらう為や、刷り工房の資料用に、サインを入れて贈られる事が多いです。
現存作家の場合は、現在見かけるT.P は、その版画の刷り工房から出た物が殆どです。
