版画 デザイン

パソコンでデザイン・複製する「ジークレー版画」

グラフィックデザインやファッションデザインなど、パソコンはアートの世界にもすっかり定着しています。
最近では、版画までがパソコンで作られます。

パソコンを画材とした「ジークレー版画」についてお話しましょう。

ジークレー版画とは、最新のデジタルカメラとスキャナー技術を駆使して制作された版画の事です。
(ジークレーとは、噴射技術による色付けの意味の仏語。)

これまでのリトグラフやシルクスクリーンなどの平版と異なり、版を使用しないのが特徴。

もっとも、データとしての「版」が存在するので版画のジャンルに入ります。

パソコンの画面上でデザインされるので従来の画材を必要としません。

秒間400万以上のミクロ粒子のジェット噴射を行い、色彩は512色のインクの混合により7万色以上もの微妙な発色が可能です。

おおよそ一枚の大判のジークレー版画には数十億粒以上のインク粒子が吹き付けられます。

水性のインクを使用する為、通常表面はドライな感じに仕上がり、見た目はリトグラフに近いのでデジタルリトグラフとも呼ばれます。

欧米の美術業界では、デジタルプリンタによる版画としてのオリジナル作品の制作や、絵画の複製作品制作の技術として高い評価を得ています。

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